先日、思い立って頭を後ろから撮影しました。
なんということでしょう…白髪が目立つではありませんか…!
心が揺れ動きます。
髪を染めない、このまま理想のグレイヘアまで頑張るのだ、と誓っていた過去が消え去り、心が激しく揺れ動きました。
おりしもtwitterでそのことをつぶやいたら、「髪を染めましょう!染めたら心が弾みますよ!」と言われますし、もう本当に揺れ動きます…
というわけで『いい白髪ケア、やばい白髪ケア』を入手しました。
白髪と45歳のわたしの現在
正直なところ、白髪染めを使うことに抵抗があります…
わたしの亡き祖母は定期的に髪を染めていたのですが、それに伴い、髪が薄くなっていきました。加齢によるものか、ととらえていましたが、ある日、祖母が白髪染めをスパッとやめた途端、美しい白髪が増えて生えてきたんですよね…
そして、その様子をわたしと同じく見つめていた母は生涯一度も髪を染めていません。
現在、70歳を少し超えたばかり。母の髪の毛はきれいなグレイヘアというよりもごま塩って感じですが、ふさふさであることは間違いありません。若いころに比べるとボリュームは減っていますが、今なお艶のあるごま塩です。
それを見て思うことは結局、髪の豊かさをとるか、艶をとるか、色をとるか。どれを選ぶかなのか、と。
同世代の知人はほぼ白髪染めをしています。
中には白髪染めをしないと髪の半分が白髪…!と語る子も。
『いい白髪ケア、やばい白髪ケア』
以下、発行元の小学館サイト より抜粋。
40代~70代女性の髪の悩み第一位は白髪!
美容院や自宅でのカラーリングの最中に、頭皮がしみる、かゆい、痛い、熱いと感じて我慢している人は要注意。ヘアカラー剤に入っている「ある成分」によって、皮膚かぶれが起きています。
本書は、ヘアカラー(酸化染毛剤)の問題点を明らかにしつつ、その刺激をなるべくなくし、快適に白髪を染める方法を教えます。
薄毛やふわっとした弱々しい髪に悩んでいる人も、年齢のせいではなく、使っているカラー剤が問題なのかもしれません。
・美容院で白髪を染めたい
・自宅で白髪を染めたい
・ヘナ染めをやってみたい
・白髪が根元に目立ってきたときの対処法
・日々のヘアケアetc.
あらゆる視点で、白髪と向き合う1冊。
あなたに合った白髪ケアの方法が見つかります。
著者
Instagramによると以下のように記載されています。
編集者/美容エディター/美容ジャーナリスト/毛髪診断士・認定講師
さて、そのInstagramを見るとさすがの髪です。年齢ははっきりとわからないですが、著書によると白髪に悩む世代ですね。私より少し上の世代かな、と。
目次
はじめに
第1章
白髪に翻弄される私たち
「白髪」はいつだって、髪悩みのナンバー1!
グレイヘアは本当に「楽」なのでしょうか?
年をとるほど、ますます髪が重要な理由
髪のエイジングの幕開けが、白髪
白髪になってしまうのはなぜ?
ヘアカラーの「長持ち3か条」で染める回数を減らす
第2章 白髪染め、そこが問題!
だれにでも起こりうる「ヘアカラーかぶれ」
世の中のヘアカラーを整理してみましょう
アルカリカラーで頭皮と髪が傷むのはなぜ?
ヘアカラーでかぶれるってどういうこと?
しみる、かゆいを回避する、10のチェックポイント
INTERVIEW1 皮膚科医に聞いてみた! 医学博士 関東裕美先生
第3章 頭皮ファーストでも、ちゃんときれいなヘアカラーの選択肢
美容師から「自分では染めないで」と怒られる理由
美容院でプロ用カラー? 自宅でセルフカラー?
新しい白髪染め【美容院編】
美容院編1 カラーがしみる頭皮敏感肌なら「ルビオナカラー」
美容院編2 別モノのジアミンで染める「ヒュウ」
美容院編3 刺激を見える化して開発「オルディーブ シーディル」
美容院編4 プロ仕様のヘアカラートリートメント「輝(きら)髪(がみ)ペインター」
新しい白髪染め【自宅ケア編】
自宅ケア編1 色付けしながら頭皮が元気になる「レフィーネ」
自宅ケア編2 元の自然な黒髪色を取り戻せる「リライズ」
これで染まる! ヘアカラートリートメントの使い方のコツ
INTERVIEW2 美容院に聞いてみた! 美容師・ヘアカラーリスト 中田巧樹さん
第4章 今、大人女性が気になって仕方がない「ヘナ」のトリセツ
「ヘナ」は白髪が染められる植物のこと
白髪を染める、古くて新しい選択肢
ヘナって結局何色に染まるの?
ヘナのメリット、デメリット
ヘナは出家・・・・・・、もう戻れない!?
根元白髪も全部染めも! 自宅ヘナのやり方
INTERVIEW3 ヘナサロンに聞いてみた! 美容師 山本ちかさん
第5章 白髪を近づけない、へア習慣
サプリもある! 髪にいい生活とは
シャンプーで洗うのは、髪ではなく頭皮です
面倒なヘアドライには迷わず投資する
見た目が劇的によくなる乾かし方
白髪に効くシャンプー、ありますか?
1(ワン)day(デイ)ちょい染めで、お出かけ前も怖くない!
ブラッシングすればマッサージになる
おすすめの美容院は、頭皮の状態を見せてくれるところ
カラー資料
●ヘアカラーによる接触皮膚炎の症状例
●ヘアカラーを決めるふたつの要素<色と明度>
●トレンドのヘアカラー
●美容院でできる頭皮にやさしいヘアカラー
●ヘナで白髪を染める
●自宅でできる頭皮にやさしいヘアカラー
ヘアカラーでかぶれる、しみる?アレルギー体質の有無
わたしは髪の染色やパーマ、縮毛矯正を若いころにやめており、美容院でやることはヘッドスパやトリートメント、カットぐらいですね。
なので、パーマ液や染料で頭皮がかぶれるやしみる、という感覚がいまいち理解できませんでした。というかあんまり意識していませんでしたが、この本を読んで「ヘアカラーで髪を染めるのって危険もあるんだね…」と感じました。
コスメで肌がかぶれたことがある人、アレルギー体質の人などは気を付けたほうがいいかもしれません…
現在はヘアカラー製品に以下のことが明記されているようです。が、美容院で染めている人はそれを見ることなく染められているでしょうから、これらのリスクを把握していない人も多い、とのこと。そもそも、美容院でパッチテストをしますか?
- パッチテストの必要性
- かぶれたことのある人への使用を避ける
- かぶれを繰り返すと重篤化する
かぶれの症状や程度により同じ方法で染めることは不可能になります。また、それだけでは済まなく、生命にかかわるアナフィラキシーショックを示す可能性もあります。
白髪に対して、4種類のヘアカラー+ヘナがある
本を参考に整理してみました。
いわゆるヘアカラーと呼ばれるものは4種類あり、上記の表でいうと黄色の枠でヘアカラーと記載されているものが該当します。一般的に美容院や自宅で染める場合もこのタイプになるでしょう。
それとは別にヘナで白髪を染める選択肢もありますよ、と。
この内、発色良く染まるのが一番上のアルカリカラー。上記の表でいうとピンクの箇所です。
現在はこのアルカリカラーを用いて、美容院や自宅で染めることが多い様子。
しかし、これがアレルギー要因となるジアミンが配合されており、問題になる場合もある様子。
アルカリカラーを長く続けるためには
とはいえ、アルカリカラーは一般的に美容院でも自宅も行われており、また、白髪が良く染まりますし、長持ちもするようです。一度、このアルカリカラーになれるとほかのカラー方法では物足りないこともあるようですね。
ただ、少し気を付けることでジアミンアレルギーの予防や頭皮のかゆみや痛みを抑えることもできる様子。詳細は同著を読んでいただくことにしまして、ここでは簡単に箇条書きで紹介します。
- アレルギーを持っているか否か
- 体調は万全か
- 頭皮と肌は敏感になっていないか、生理中ではないか
- パッチテストを行う
- ヘアカラー間隔をあける (40代で約50日、50代は約75日、60代で約90日)
- ヘアカラーの直前は髪を洗わない
- 40~50代なら美容師さんに「しみると思います」と宣言
- カラーをしている最中に食事をしない
- 自分で染める場合はカラー材をきちんと洗い流す
- ヘッドスパをセットにする
アルカリカラーが必ずしも悪いというわけではなく、肌が過敏になる要素がありますよ、できるだけ気を付けることで避けられることもありますよ、という話になります。
おすすめの白髪を染める方法
自宅と美容院の併用がおすすめされています。
【美容院】ルビオナカラー カラーがしみる頭皮敏感肌向け
白髪染め世代の女性の頭皮は乾燥しているからしみやすい、ということに着目して作られたルビオナカラー。PPDは配合されているのでジアミンアレルギーがある人には対応していません。
「ルビオナ」で検索 ホットペッパービューティー
【美容院】ヒョウ(HUE) 別モノのジアミンで染める
従来のPPDに比べると粒子の粒が大きく、経費吸収されにくいとされるジアミンが配合されています。寒色系の色がしっかりと出るために美容師の間でも大人気。白髪染め感のない、しゃれた印象になります。
ヒョウで検索 ホットペッパービューティー
【美容院】オルディーブ シーディル
ミルボンが開発し、圧倒的にしみにくく作られています。また、美容院で染めた場合、その後、自宅で染めることのできるお持ち帰り用セットが用意されています。2か月程度はリタッチなしで過ごすことが可能になります。
オルディーブ シーディルで検索 ホットペッパービューティー
【自宅】レフィーネ 色付けしながら頭皮が元気になる
おうちヘアカラートリートメントの火付け役。薄毛にならないためのヘアカラーなので頭皮の状態をよく保つことに着目されています。髪を染める成分は低刺激なHC染料、色によってはウコンやクチナシといった植物系染料も配合されています。
【自宅】リライズ 元の自然な黒髪を取り戻せる
ヘアカラー材はどれも染料を使って髪を染めますが、リライズは染料ではなく、黒髪のもとの色素であるメラニンをお手本に独自に作られた天然由来100%の成分で染めます。1回の使用ではさほど染まりませんが、3回ほど使うとしっかり染まります。また、美容院へ行く間のつなぎとしてもおすすめとのこと。
安易に市販の白髪染めに手を出さなくてよかった
今回の本を読んで思ったことは「安易に市販の白髪染めに手を出さなくてよかった」ということでしょうか…
今まで白髪を無視し、髪を染めることがなかったわたしには目新しい知識の連続で勉強になりました。また、このほか、ヘナのこと、自宅での髪のお手入れについても記載されており、くせ毛だし、もう年だし…とあきらめていた髪の毛に今一度、むきあってみようか、という気持ちに。
わたしの髪は現在、パーマも染料も使っていません。素の神です。
なので、ここまで白髪染めを紹介してきたにもかかわらず、これを機会にヘナの世界に飛び込んでみようかな~、と思っています。
上記の表でいうと一番下ですね。これによると、ヘナはヘアカラーではありません。結果、髪と頭皮に対する刺激は低いというメリットの反面、思うように染められない&手間がかかるというデメリットも…
まずはヘナを扱っている美容院探しからですかね~コロナ禍の引きこもりの今なら、自宅で染めている可能性もあるな…
ヘナで検索 ホットペッパービューティー